統計学と占い

「占いは統計学だから」と言う占い師さんがいらっしゃいます。
あながち間違いではないと思っていたのですが、調べてみると「占い」は統計学では無いということが分かってきます。

今回は統計学と占いの違いにスポットを当てながら、占いとの付き合い方を考えてみます。

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統計学と占い

統計学とは一定量のデータを分析し、性質や特徴を推測する学問です。
統計学では集計したデータを数値化したりします。
データの背後にある特性を推測することがあるので、「占い」は統計学だと勘違いするのでしょう。

占い師さんは、多くの人を占い、データを見てきたかのように話します。
そんなに多く人を占ってきたのでしょうか?
「中国何千年の統計によれば」なんて言う占い師さんはいませんか?
本当でしょうか?

・・・汗

占いにおける条件があいまいで、全人類で占った人数や占う内容はバラバラで限界があるように思われます。
記憶に残るものだけを覚えているのではないでしょうか。
期間も長すぎて、時代背景や突発する事情を考慮に入れると、何とも言えません。
占いで細かい部分まで確実に言い当てるのは、無理か難しいと思います。

中にはゲッターズ飯田さんのように、無料で何万人も占い、そのデータで自分の占いを磨き続けている人もいます。
このような場合には、ある意味で統計学に近いものがあるのかも知れません。
ゲッターズ飯田さんは当たると評判ですから、ある一定の傾向がつかめているのかも知れません。

ですので、あくまでゲッターズ飯田さんの思う予想・助言を信じるかどうかです。

統計学と呼べるような占いがあるかどうか。
少なくとも、統計「学」と呼べるような、学問としてまとまったものは無いと思われます。
もしあれば、統計で既に有名になっていると思いますから・・・。

数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う

統計で分かるデータは嘘をつきません。
ただ、現実を数値で表現しているだけです。

しかし、その数字を使って嘘をつくことは出来ます。
新聞やテレビのニュースでも、比較するデータが矛盾しているものでも、平気で論説するものがあります。
その意見を言う本人が知らなければ仕方ない面もありますが・・・。
新聞やテレビなどの公共性のある所ではいかがなものかと思う内容も多くあります。

占い師が占いで話すことにも、同じ危険性があります。
信頼している占い師に、数字を使って嘘を並べられると、騙されてしまうことがあるわけです。
一種のマインドコントロールですね。

グレーに思っていたのに、白になったり黒になったり。
統計でこうだと言われると、とても説得力があるわけですね。

統計学であればデータを示すべきである

傾向を捉えて助言することに占いの良さがあるのだとすれば(あるはずですが・・・)、それは必要なことです。

占いが統計だと言う占い師は、その説得(?)の証拠やデータは所持している必要があると思います。
当然、聞いたことがあるとか、なんとなくでは統計とは呼べませんからね。
「82.5%の人が・・・」などと細かく言う必要は無いと思いますが、出来れば「多くの人が・・・」とか「8割の人が・・・」と言うべきかもしれません。

そして、その根拠やデータを示して教えてもらいたいです。
「私の師匠に聞いた」では信じられないですね。

もちろん、信用できる(?)占い師さんなら、経験でも構わないですが・・・。
このあたりが占いが信じられない、怪しいと考えられてしまう部分ですね。

占い師は何を導き出すのか

考えてみてください。
何を質問してくるのか分からない相談者に、知らないことを返事できますか?
「統計を取って占っている、それは私の専門外だ」と言うなら、信用できますよね。

しかし、実際はどうなんでしょう。

選択肢が示されれば、占いで答えも出せるかもしれません。
分からない相談には、答えに繋がる選択肢を聞き込みの上、返事するのが精一杯では無いでしょうか。

占い師は、何かを導き出し、何かを言わなければならないので、現状で自分の思う予想を話すしかないのです。
何を聞いても「分からない」と何一つ返事のできない占い師はいません。
その部分を考えると、酷な面もあり、聞く側にも心構えが必要です。

コンピューターの発展とともに

統計学はコンピューターの発展とともにビッグデータを解析し、進化しています。
膨大なデータの蓄積により、計算され、精度や分析が様々な面から行われています。
コンピューターでなければできない作業です。

映画などで将来AIに支配されるようなイメージですが、そのように発展するのではないでしょうか。
人間の判断では無く、コンピューターの計算により導き出される選択で行動する。
途中から間違いかどうかも、考えなくなる。
話が逸れましたね・・・。

同じ意味で、占いも発展していく面もあると思います。
統計学と同じ分析を行えば、占いも同じような結果になるのではないでしょうか。
分析元のデータと、分析手法が同じならば当然です。

しかし、占いは統計学と違います。

占いは統計学ではない

占いは、命卜相霊の術式と、占い師の経験が重なって、予言・助言が導き出されます。
当たっている部分もあれば、当たっていない部分もある。
当たっていないことの方が多いかもしれません。

占いは、不確かなのです。
占い師によるかもしれませんが、統計学よりも確実に不確かです。

意気揚々

何故そのような占いをお勧めするのか。
それは、どうしようもない時に、ひとりで悩まなくても良いからなのです。
救いを求めるわけではないですが、占いと言う不確かなものを使って、より幸運に向かえば良いのです。

すべて言い当てる占い師はいないわけですから、必要なところだけを使えば良いのです。
占いは助言でしかないわけですから、自分の選択で良いのです。

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